インフレ、高止まりリスク＝利上げ継続「適切」―米ＦＲＢ

　【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）は１２日、９月２０、２１日に行われた連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）の議事要旨を公表した。参加者らは、インフレが予想よりも高止まりするリスクがあると分析。「利上げ継続が適切」との見解で一致した。 　９月の会合では０．７５％の利上げが３回連続で決まった。しかし、「金融引き締め（の効果）はインフレ率にそれほど反映されていない」（議事要旨）状況だ。 　約４０年ぶりの高い伸びとなった物価上昇を封じ込めようと、ＦＲＢは急ピッチの利上げを進めている。ＦＯＭＣ参加者らは「政策スタンスを一段と景気抑制的にして維持する必要がある」と判断。引き締めが弱すぎた場合に払うつけは「やり過ぎるより大きい」との意見が多かった。　【時事通信社】 〔写真説明〕米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のパウエル議長＝９月２１日、ワシントン（ＥＰＡ時事）