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児相「重大事案と評価せず」=女児虐待死で検証報告書―岡山


 岡山市で今年1月、西田真愛ちゃん=当時(6)=が母親とその交際相手から虐待を受け死亡した事件で、外部有識者から構成される市審議会の分科会は11日、当時の児童相談所の対応について「重大な危険を伴う事案と評価していなかった。不十分な支援が継続していた」とする検証報告書を大森雅夫市長に提出した。  報告書は、2020年9月、女児が市内の墓地で裸で立たされ母親らから叱責されているとの通報を受けた県警が「裸で立たせるのは異常」「(他の子供も虐待されている可能性があり)きょうだい全員を保護してほしい」と児相に連絡したのに、児相は女児のみを一時保護し、約2週間で保護を解除したと指摘。虐待の評価についても「軽度」のまま見直さなかったと批判した。   児相の組織体制にも問題があったとし、人員増加や、対応に当たる職員に助言する職員の配置なども求めた。  提出後に記者会見した分科会副会長の中原隆志弁護士は「市には反省してもらい、提言を踏まえて具体的に行動してほしい」と話した。  事件では、昨年9月に真愛ちゃんを鍋の上に長時間立たせ、全身に布団を巻き付けて押し入れに放置し、今年1月に低酸素脳症で死亡させたとして、母親の西田彩(34)、交際相手の船橋誠二(39)両被告が逮捕監禁致死と強要の罪で起訴された。(了)【時事通信社】
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