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台湾総統「武力衝突、選択肢でない」=双十節式典で中国に訴え


 【台北時事】台湾の蔡英文総統は10日、辛亥革命を記念する「双十節」(建国記念日)の式典で演説し、台湾への軍事威嚇を強める中国の習近平政権に対し「武力衝突による解決は決して両岸(中台)の選択肢ではない」と訴えた。台湾海峡の平和を維持することが両岸指導者の「共通の責任だ」と対話を呼び掛けた。  台湾情勢をめぐってはロシアによるウクライナ侵攻後、「祖国統一」を目指す中国も台湾への武力侵攻に踏み切るのではないかという懸念が急速に広がった。蔡政権は、今月16日に始まる中国共産党大会で習近平総書記(国家主席)の3期目入りが決まれば、軍事や外交、貿易など各分野で圧力が一層強まると警戒する。  蔡氏は演説で、台湾の主権と自由で民主的な生活を守ることは、与野党を問わず全体の共通認識だと指摘。「この点において妥協の余地はない」と断言した。  式典の祝賀パレードでは、異例の招待を受けた日本の京都橘高校(京都市伏見区)吹奏楽部がマーチングバンドを披露。オレンジ色の衣装と卓越したパフォーマンスから「オレンジの悪魔」と称される生徒たちの演奏に、蔡氏も立ち上がって手を振り拍手を送った。中央通信社は「素晴らしい演奏で式典に花を添え、台日友好をつないでくれた」と伝えた。  パレードには訪台中の超党派議員連盟「日華議員懇談会」(会長・古屋圭司元国家公安委員長)メンバー19人も参加した。 【時事通信社】 〔写真説明〕10日、台北の総統府前で開かれた「双十節」(建国記念日)式典で演説する台湾の蔡英文総統(AFP時事) 〔写真説明〕10日、台北市の台湾総統府前で行われた双十節(建国記念日)式典の祝賀パレードで、観衆に笑顔で手を振る京都橘高校吹奏楽部のメンバーたち(台湾総統府提供・時事)
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