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7中総会、9日開幕=習氏の権威強化、党大会へ最終調整―中国


 【北京時事】中国共産党の第19期中央委員会第7回総会(7中総会)が9日、北京で開幕する。期間は4日間程度とみられ、16日から始まる第20回党大会に向けた最終調整が行われる。3期目入りが確実視される習近平総書記(国家主席)の一層の権威強化に向け、党規約の改正案などが審議される。  党規約改正をめぐっては、9月の政治局会議で「重大な戦略思想を盛り込む」方針を確認した。2017年の前回党大会では「習近平新時代の中国の特色ある社会主義思想」が党の行動指針として明記された。個人名を冠した指導理念は毛沢東、トウ小平に続き3人目。今回の改正で「習近平思想」に短縮されれば、「毛沢東思想」に並ぶ形となり、習氏の権威がさらに高まる。  最終的な決定権を持つ「党主席」の復活も焦点だ。党規約では、総書記は最高指導部メンバーの会議などを招集したり、党の日常業務の担当部署である中央書記局を所管したりする権限しか持たない。党主席はかつて毛らが務めたが、個人への過度な権力集中で混乱を招いた文化大革命の反省から1982年に廃止された。  今回の党大会では、習氏が党主席を復活させ、自身が就任しようとしているとの観測がある。ただ、習氏は既に強力な権力を握っていることから、党主席の復活は「それほど必要ない」(香港紙・星島日報)という見方もある。  7中総会では、党大会冒頭で習氏が読み上げる中央委員会報告(政治報告)案も議論される。過去5年の成果と今後5年の政策目標が盛り込まれる見通しで、緊張が高まる台湾問題への言及に関心が集まる。  習氏ら最高指導部メンバーは先月末、北京で始まった習政権の実績をたたえる展覧会「新時代の奮進」を視察。貧困脱却や新型コロナウイルスへの対応などの展示を見て回り、習氏は「長い間解決されなかった多くの難題を克服し、長期的に重要な多くのことを成し遂げた」と誇った。  7中総会に先立ち、党中央規律検査委員会の第7回総会が開催され、7日に同委トップの趙楽際書記が演説した。 【時事通信社】 〔写真説明〕中国の習近平国家主席=9月15日、サマルカンド(EPA時事)
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