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ウクライナめぐり結束強調=「欧州政治共同体」が始動


 【ブリュッセル時事】基本的な価値観を共有する欧州連合(EU)の加盟・非加盟国が連携強化を目指す「欧州政治共同体」が6日に始動した。ウクライナ侵攻でロシアの軍事的脅威が高まる中、40カ国超の首脳が並び「結束」を印象づけた。ただ、新たな枠組みには不透明な部分も多く、今後どのような成果を上げるかは未知数だ。  「欧州結束を示す重要な瞬間だ」。フランスのマクロン大統領は、初会合の舞台となったチェコのプラハ城で笑顔を見せた。マクロン氏は5月、ウクライナ危機を踏まえてEUを超えた対ロの新たな枠組みを創設すべきだと主張していた。  今回、参加したのはEU27カ国と非加盟の17カ国。EUを離脱した英国のトラス首相やトルコのエルドアン大統領なども姿を見せ、「欧州大陸で来ていないのはロシアとベラルーシだけ」(ベルギーのデクロー首相)という状況をつくりだした。  会合では、安全保障やエネルギー問題などについて各国が議論した。オンラインで参加したウクライナのゼレンスキー大統領は「欧州が平和を取り戻すために非常に強力な機会を手にした」と歓迎した上で、戦争終結に向けた支援を各国に強く求めた。  欧州政治共同体は、マクロン氏の提案からわずか5カ月で実現にこぎつけた。ただ、この日は各国首脳が集まったことが最大の成果となった。あくまでも「率直な意見交換」(マクロン氏)が重視され、当初から外交上の成果文書も予定されていなかったことも背景にあるとみられる。  EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は5日のブログで新たな枠組みの必要性を認めながらも、意思決定の方法や予算、根本的な存在意義など「未解決の問題点は残る」と指摘していた。 【時事通信社】 〔写真説明〕6日、プラハで記者会見するフランスのマクロン大統領(EPA時事)
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