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窮地のマスク氏、買収に転換=ツイッターの判断焦点


 【シリコンバレー時事】米実業家イーロン・マスク氏が、7月に撤回表明した米簡易投稿サイト運営企業ツイッターの買収について、一転して当初の合意通りに進める考えを同社側に伝えた。合意の履行をめぐるツイッターとの法廷闘争で劣勢が予想される中、翻意したもようだ。今後はツイッターの判断が焦点になるが、マスク氏への不信感は根深く、受け入れるかどうかは見通せない。  マスク氏が、4月に合意した内容と同じ総額440億ドル(約6兆3000億円)での買収を再提案したのは、今月3日。ツイッター宛ての書簡では、東部デラウェア州での裁判を止めることを条件とした。  マスク氏はこれまで、裁判所に対して17日から始まる審理の延期を要求。個人情報を盗み取るスパム(迷惑)アカウントの全体に占める割合に関するツイッター側の推計値を検証するため、データの追加提出も請求したが、いずれも却下された。マスク氏は、裁判では分が悪いと見越した可能性がある。  マスク氏は法廷外でもツイッターを翻弄(ほんろう)してきた。スパムの割合が5%未満とする同社の推計が過少と批判。アグラワル最高経営責任者(CEO)がツイッター上で説明すると、大便の絵文字で返信し、不満を表した。8月には公開討論を呼び掛けた。  ツイッターは、9月の臨時株主総会でマスク氏による買収受け入れを決めた。再提案については「当社の意図は(合意済みの)1株当たり54.2ドルで取引を終えることだ」(広報担当者)としている。奔放な言動を繰り返してきたマスク氏に対する社内の反発は根強く、慎重に判断することになりそうだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕イーロン・マスク氏(AFP時事)
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