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女児死亡のこども園が再開=バス置き去り、5日で1カ月―静岡


 通園バス内に置き去りにされた女児(3)が死亡した静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」が3日、運営を再開した。通園バスは当面運休する。事件は5日で発生から1カ月を迎える。  園は事件翌日の先月6日以降、休園が続いていたが、3日朝、登園した園児たちの「おはようございます」という元気な声が響いた。増田多朗理事長は「日々の慣れが今回の事件の原因。同じような事件を絶対に起こさず、園児が安心安全に過ごせる園を目指したい」と決意を新たにした。  「日常が戻り始めてほっとする気持ちもあるが、不安はゼロではない。新たに決めた安全対策をしっかり実行していってほしい」。子どもを再び川崎幼稚園に預け始めた保護者の中には、複雑な心境をこぼす人もいた。  園は先月23日の保護者向け説明会で、通園バスに関する新たな安全管理マニュアルを作成していることを明らかにした。増田理事長は、保護者からの要望があれば理解を得た上で再開すると説明している。  事件は先月5日に発生。河本千奈ちゃん(3)が通園バスに5時間余り取り残されて死亡した。バスは同日午前8時50分ごろ園に到着したが、千奈ちゃんの降車は確認されていなかった。バスは屋根のない屋外に駐車され、千奈ちゃんは午後2時10分ごろ車内で意識不明となっているところを発見された。死因は熱射病だった。  県と市は同園に対し、特別指導監査を実施。市によると、今月中旬ごろに結果を示す方針という。また、県警が業務上過失致死容疑で捜査を進めている。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕運営再開について取材に応じる認定こども園「川崎幼稚園」の増田多朗理事長=3日午前、静岡県牧之原市 〔写真説明〕運営を再開した認定こども園「川崎幼稚園」に保護者と登園する園児=3日午前、静岡県牧之原市
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