天皇陛下、７カ国元首と会見＝安倍元首相の国葬参列で来日

　天皇陛下は２８日、安倍晋三元首相の国葬参列のため来日した７カ国の国家元首と皇居・宮殿「竹の間」で会見された。 　午前９時半から、ヨルダンのアブドラ国王、トーゴのニャシンベ大統領、コモロのアザリ大統領、カタールのタミム首長、パラオのウィップス大統領、ベトナムのグエン・スアン・フック国家主席、スリランカのウィクラマシンハ大統領の順に個別に実施。陛下は出迎えて握手し、それぞれと約１０分間会見し、正午すぎに終了した。　 　宮内庁によると、各国の元首からは安倍氏の死去への弔意が伝えられ、陛下は国葬参列のための来日に感謝を述べた。何人かの元首からは、訪問の招待があった。気候変動や東日本大震災なども話題に上り、タミム首長には、「（サッカーの）ワールドカップの成功をお祈りします」と伝えた。 　陛下はアブドラ国王とタミム首長にエリザベス英女王の国葬でも面会。ニャシンベ、アザリ両大統領とタミム首長、フック国家主席には、２０１９年の即位礼正殿の儀への参列に感謝を述べた。（了）【時事通信社】