旬の果物、全国発送で復興アピール＝福島〔地域〕

　日本郵便は、福島県内全ての農業協同組合（ＪＡ）と初めて共同で企画した商品カタログ「ふるさと小包『福幸便（ふっこうびん）』」の販売を開始した。福島市内で２２日、第１便としてシャインマスカットの出発式が行われ、旬の果物の発送が本格的に始まった。 　福幸便は、東京電力福島第１原発事故の影響で風評被害が残る県産農産物の魅力を発信し、復興を後押ししようと、県内五つのＪＡと日本郵便が共同で企画。季節の果物や新米、農産物を使った加工品などを全国に届ける。 　第１弾では、シャインマスカットのほかにナシやトマトジュースなどを用意。１０月から受注が始まる第２弾では、県ブランド米「福、笑い」を含む新米セットや「会津みしらず柿」などを送る。ＪＡふくしま未来の担当者は「それぞれの地域で味わいある農産物がある。連携して魅力を届けたい」と話している。　（了）【時事通信社】