太平洋島しょ国へ効率的な支援＝日米欧、初の外相会合

　【ニューヨーク時事】日米欧は２２日、太平洋島しょ国への支援の枠組みである「ブルーパシフィックにおけるパートナー（ＰＢＰ）」の初の外相会合をニューヨークで開催した。会合には島しょ国・地域の代表も出席。終了後に発表した共同声明では、日米欧が島しょ国を「効率的に支えることを目指す」と強調した。 　会合では、気候変動や海洋保護、資源開発など六つの分野の取り組みを議論。日米欧各国が行っている支援や将来の計画を協議し、重複を回避することを確認した。 　米国家安全保障会議（ＮＳＣ）のキャンベル・インド太平洋調整官は会合後に記者団に対し、枠組みは中国に対抗するものではないと説明。ただ、「中国はこの地域で野望を持ち、島しょ国の指導者に懸念を抱かせている」と述べ、中国への警戒感を示した。　【時事通信社】 〔写真説明〕２２日、ニューヨークで開かれた、太平洋島しょ国を支援する枠組み「ブルーパシフィックにおけるパートナー（ＰＢＰ）」外相会合に出席する林芳正外相（中央）（日本外務省提供） 〔写真説明〕２２日、ニューヨークで開かれた、太平洋島しょ国を支援する枠組み「ブルーパシフィックにおけるパートナー（ＰＢＰ）」の外相会合（日本外務省提供）