starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

「国家の母」に最後の別れ=要人参列、沿道に大群衆―エリザベス英女王国葬


 【ロンドン時事】英史上最長の70年にわたり在位し、8日に96歳で死去したエリザベス女王の国葬が19日、ロンドンで営まれた。生涯を国と国民にささげ、君主として人々をまとめてきた英国の象徴。世界中から敬愛されたその大きな存在にふさわしく、伝統に基づく厳かな儀式が大々的に執り行われ、人々は「国家の母」に最後の別れを告げた。  一般弔問のため議会議事堂ホールに安置されていた女王のひつぎは19日早朝、国葬のため衛兵らによってウェストミンスター寺院へ移動。寺院では午前11時(日本時間同日午後7時)、天皇、皇后両陛下やバイデン米大統領ら外国要人を含む約2000人が参列し、葬儀が執り行われた。聖書の朗読や祈とうに続いて、全土で2分間の黙とう。献身的に国家に尽くし、多くの功績を残した「類いまれな指導者」を追悼した。  その後、ひつぎを運ぶ葬列が組まれ、衛兵らの先導で、バッキンガム宮殿前を通ってハイドパーク近くの門ウェリントン・アーチまで行進。ひつぎの後ろにはチャールズ国王やウィリアム皇太子らが付き添う。葬列に合わせて弔砲が放たれ、議事堂の大時計「ビッグベン」の追悼の鐘が鳴らされる。  ひつぎは車でロンドン近郊ウィンザーに運ばれ、再び葬列を組みウィンザー城へ。追悼の儀式を経て、城内の礼拝堂に納められる。  「世紀のイベント」を見守ろうと、当日は「巨大な数の群衆」(英メディア)がロンドンに集結。「世界で最も顔を知られた指導者」(BBC放送)の一人だった女王の死は、国内のみならず世界中の関心を集めており、沿道は人で埋め尽くされる見込みだ。国葬の模様はテレビやインターネットで生中継され、専門家らは過去に例のない41億人以上が世界中で視聴すると予想している。 【時事通信社】 〔写真説明〕19日、ロンドンのウェストミンスター寺院で営まれた国葬で、運ばれるエリザベス英女王のひつぎ(AFP時事) 〔写真説明〕19日、ロンドンのウェストミンスター寺院に到着し、参列者の中を進むエリザベス英女王のひつぎ(AFP時事) 〔写真説明〕19日、エリザベス英女王の国葬に参列するため、ロンドンのウェストミンスター寺院に到着した(左から)長男チャールズ国王、長女アン王女、次男アンドルー王子、三男エドワード王子(AFP時事) 〔写真説明〕19日、エリザベス英女王の国葬のためロンドンのウェストミンスター寺院に到着したウィリアム皇太子(左)とヘンリー王子(中央)(AFP時事)
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.