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天皇陛下、女王に強い思い=コロナで再会果たせず―19日国葬参列へ


 天皇、皇后両陛下は19日、エリザベス女王の国葬に参列される。女王の招待を受け、即位翌年の2020年に訪英し面会する予定だったが、コロナ禍でかなわなかった。今回、即位後初の外国訪問となった背景には、女王との深い親交があり、宮内庁幹部は「天皇陛下は再会を果たせなかったことを残念に思われている。女王への強い思いがある」と語った。  「国際親善とそれに伴う交流活動も皇室の重要な公務の一つ」。19年2月、即位を控えた天皇陛下は、記者会見でこう述べた。英国をはじめ、これまで30カ国以上を親善訪問し、来日した外国賓客らとの面会を通じ、「自分自身も世界に対する視野を広げ、関心を深めることができた」という。  19年5月の即位後間もなく、国賓として来日したトランプ米大統領夫妻(当時)をもてなした。同年10月の即位の礼には、皇太子だった英国のチャールズ国王が参列した。  しかし、20年に国内で新型コロナウイルスが初めて確認されて以降、両陛下の国際親善などの活動は大きく制限された。政府は同年3月、両陛下の訪英延期を発表。コロナ収束の見通しが依然として立たない中、女王の訃報が伝えられた。  今月10日付で英国政府から国葬の招待状が届き、16日の閣議で両陛下の参列が正式決定。天皇が外国の王室や元首の葬儀に参列するのは異例だが、女王が在位した70年間、昭和天皇、上皇さま、天皇陛下と3代にわたって交流した皇室との深い関わりが考慮された。1983年から約2年間英国留学した際、女王夫妻から手厚いもてなしを受けた陛下のお気持ちも重視されたという。  側近は「陛下は女王が温かく接し、幾多の配慮をいただいたことに重ねて深く感謝している」と述べた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕「即位礼正殿の儀」の後に行われた祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」で、当時皇太子だったチャールズ国王(中央左)とあいさつを交わされる天皇、皇后両陛下=2019年10月22日、皇居・宮殿「竹の間」(宮内庁提供)
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