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容疑者逮捕、見通し立たず=被害者19人、可能性871人―日本人拉致・警察当局


 北朝鮮による日本人拉致事件で、警察当局は拉致容疑事案の被害者を19人と認定し、拉致の可能性を排除できないのは871人に上るとしている。しかし、容疑者逮捕の見通しが立たないなど捜査は進展してない。  政府は被害者を17人としているが、警察庁はこのほか、朝鮮籍の2児が消息を絶ったケースを拉致事件と認定している。同庁によると、一連の事件は1974~83年に計13件発生。場所は新潟、石川、福井、兵庫、鳥取、宮崎、鹿児島の7県や欧州などだった。  警察当局は、2002年10月に帰国した地村保志さん夫妻の事件など8件で容疑者を特定。北朝鮮工作員辛光洙容疑者や、日航機「よど号」ハイジャックメンバー魚本(旧姓安部)公博容疑者ら11人の逮捕状を取得して国際手配した上で、外務省を通じて北朝鮮に身柄引き渡しを要求している。  ただ、77年に拉致された横田めぐみさん=拉致当時(13)=など5件では実行犯が分かっていない。容疑者逮捕の見通しも立っておらず、谷公一国家公安委員長は報道各社の取材に「残念ながら実効性のある状況になっていない」と述べた。  また、拉致の可能性を排除できない行方不明者は各地で871人に上る。警察当局は捜査を続けるとともに、本人確認のためのDNA型資料を保存したり、ホームページで公表して情報提供を呼び掛けたりしている。 (了)【時事通信社】
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