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木星で今世紀最大の「火球」=30メートルの天体衝突―京大など


 京都大などの研究チームは、木星に突入した小天体が光を放つ「火球」現象の動画撮影に成功した。木星への天体衝突は、1994年のシューメーカー・レビー第9彗星(すいせい)などの例があるが、今回の小天体は推定直径が最大30メートルで、今世紀最大という。成果は、13日から新潟大(新潟市西区)で開かれる日本天文学会秋季年会で発表される。   京都大白眉センターの有松亘特定助教らは昨年9月、市販の望遠鏡にビデオカメラを装着した観測装置「PONCOTS(ポンコツ)」で木星の継続観測を開始。約1カ月後の10月15日に、約5.5秒間の閃光(せんこう)を捉えた。  分析の結果、突入した小天体が8000度に熱せられて光ったと判明。エネルギーから推定した結果、質量約4000トン、直径20~30メートルの小天体が、秒速60キロで木星大気に突入したと分かった。  これは1908年にシベリア上空で大爆発を起こした隕石(いんせき)に相当する規模という。有松さんは「地球では100年に1度だが、半径が地球の約11倍ある木星なら、年に一回程度観測が可能」と説明。地球に大災害をもたらす隕石衝突の研究に役立つという。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕京都大などの研究チームが撮影に成功した、木星に衝突した小天体が大気突入時に光を放つ「火球」=2021年10月15日(京都大・有松亘特定助教提供)
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