エリザベス女王語録＝英女王死去

　「私の全生涯を、それが長かろうが短かろうがあなた方（英連邦諸国の国民）にささげることを宣言します」（１９４７年４月２１日、南アフリカ・ケープタウンでの演説） 　「私の経験は大変浅く、自らの責務にとても不慣れではありますが、両親や祖父母を確実で信頼できる手本とします」（５３年６月２日、戴冠式での演説） 　「われわれ（日英両国民）が共有する性格の中でも特筆すべきは、愛情を表に出すのをためらう気質です。でもそれは深く思いやる能力を伴っているのです」（７５年５月７日、来日時の宮中晩さん会でのスピーチ） 　「１９９２年は純粋な喜びと共に思い出せる年ではなく『ひどい年』（アンヌス・ホリビリスというラテン語表現）でした」（９２年１１月２４日、即位４０周年の記念演説。この年、ウィンザー城の火災など王室に不幸が重なった） 　「あすは全国民が、どこにいようとも、ダイアナを失った悲しみや、彼女のあまりにも短い生涯への感謝の表明に加わるよう望みます」（９７年９月５日、事故死したダイアナ元皇太子妃の葬儀前日に行ったテレビ演説） 　「彼（夫のフィリップ殿下）はこれまでずっと、まさに私の力であり心の支えでした」（９７年１１月２０日、金婚式でのスピーチ） 　「悲しみは愛のために払わねばならぬ代価です」（２００１年９月２１日、米同時テロ後の米国民に宛てたメッセージ） 　「長生きをすればいや応なくさまざまな節目を迎えます。私も例外ではない」（１５年９月９日、英君主としての在位最長記録を更新したことについてコメント） 　「私たちは共にこの病気に取り組んでいます。私たちが団結し、断固とした態度を取り続ければ克服できます」（２０年４月５日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けたテレビ演説） 　「すべての行事に直接出席していないかもしれませんが、私の心は皆さんと共にあります。これからも家族に支えられながら、力の限り皆さんに仕え続けます」（２２年６月５日、在位７０年で国民宛てのメッセージ）。　【時事通信社】