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知人会社から多額送金、受け皿か=元理事、株式20%保有も―五輪汚職・KADOKAWAルート


 東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職事件で、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)=受託収賄容疑で再逮捕=が、知人の会社から多額の送金を受けていたことが7日、関係者への取材で分かった。高橋容疑者はこの会社の株式を20%保有しており、出版大手KADOKAWAからの資金の受け皿にしたとみられるという。  東京地検特捜部はKADOKAWAから知人の会社に渡った計約7600万円を「賄賂」と判断したが、高橋容疑者が一部を得ていたとみて調べている。  関係者によると、この会社は、知人の深見和政容疑者(73)=受託収賄容疑で逮捕=が社長を務めるコンサルタント会社「コモンズ2」(東京都中央区)。  高橋容疑者は深見容疑者と共謀。KADOKAWAから大会スポンサーに選ばれるよう依頼を受け、謝礼として2019年7月~21年1月にコンサル料名目でコモンズ2名義の口座に計約7600万円を入金させ、賄賂を受領した疑いが持たれている。  電通専務などを歴任した高橋容疑者は、同社雑誌局長などを務めた深見容疑者の先輩に当たり、一時コモンズ2の役員に名を連ねたほか、同社株を20%保有。スポーツビジネスに関する取引で、自身が会長を務めるコンサル会社「コモンズ」に送金を受けていた。  高橋容疑者は大会スポンサー枠として「出版サービス」分野を新設するよう電通などに働き掛けたとされる。コモンズ2を通じてKADOKAWAの資金を得たとみられるが、取引が頻繁で判然としないという。  コモンズ2は、電通の販売協力代理店に選ばれた広告大手大広からも計1000万円余りの送金を受けており、高橋容疑者は大広が選ばれるよう電通に働き掛けた疑惑もある。  高橋容疑者は紳士服大手AOKIホールディングス前会長の青木拡憲被告(83)=贈賄罪で起訴=らからスポンサー選定などで便宜供与を頼まれ、計5100万円を受領したとして、受託収賄罪で6日起訴された。  特捜部は、高橋容疑者がAOKI、KADOKAWA、大広の3ルートで口利きし、多額の金銭を得たとみて全容解明を進めている。 (了)【時事通信社】
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