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女性国家指導者、当たり前=サッチャー時代と様変わり―欧州


 英国は再び女性首相の時代を迎えた。英史上初の女性首相となった故サッチャー氏が現職だった1980年代と比べ、今の欧州ではすっかり女性の国家指導者が当たり前の風景となっている。  北欧はフィンランド、スウェーデン、デンマーク、アイスランドの4カ国が、バルト3国もエストニア、リトアニアの2カ国が女性首相。セルビアの女性首相ブルナビッチ氏は、同性愛者であることも公表している。  東欧ではハンガリーとスロバキア、コソボの大統領は女性だ。ハンガリーのノバク大統領は3月に議会で選ばれた際「われわれ女性は子供を育て、看病し、ご飯を食べさせ、必要なら働いて稼ぎ、教師もやればノーベル賞ももらい、窓拭きもやる」と演説した。  フランスでは5月、ボルヌ首相が就任し、仏史上2人目となる女性首相となった。カステックス前首相から引き継ぎを受けた際、「フランス社会において女性が地位を求める闘いを何者も止められない。少女たち全員が夢は実現できると感じてほしい」と呼び掛けた。  ただ、現実は厳しい。ボルヌ氏は就任から1カ月の総選挙で与党が大敗を喫し、何をやるにも国会の説得が欠かせない忍従の日々となった。フィンランドのマリン首相も最近、飲んで騒ぐ姿が撮影された動画が流出。薬物検査を受け、謝罪もしたが、8月24日に南部ラハティで開かれた与党の集会では「私だって人間だ。時には羽目を外したい。厚い雲の中で光や笑いを求めることもある」と訴えた。  イタリアでも今月25日投票の総選挙の結果次第では初の女性首相が誕生するかもしれない。独裁者ムソリーニの流れをくむ右派政党「イタリアの同胞(FDI)」は支持率で首位。女性党首メローニ氏は今、最も首相に近い位置に立つ。8月23日、本格的な選挙戦開始に際し、支持者に向かい「私は準備ができている。あなたたちはどう?」と問い掛け、やる気満々だ。 【時事通信社】 〔写真説明〕フィンランドのマリン首相=5月31日、ブリュッセル(AFP時事) 〔写真説明〕セルビアのブルナビッチ首相=7月12日、ベオグラード(EPA時事) 〔写真説明〕ハンガリーのノバク大統領=5月17日、ワルシャワ(AFP時事) 〔写真説明〕スロバキアのチャプトバ大統領=2021年11月、英北部グラスゴー(AFP時事) 〔写真説明〕コソボのオスマニサドリ大統領=6月23日、ブリュッセル(AFP時事) 〔写真説明〕フランスのボルヌ首相=7月19日、パリ(AFP時事) 〔写真説明〕「イタリアの同胞(FDI)」のメローニ党首=8月23日、中部アンコーナ(AFP時事)
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