ベネチア映画祭開幕＝深田監督がコンペ初出品

　【パリ時事】第７９回ベネチア国際映画祭が３１日（日本時間９月１日）、イタリアのベネチア・リド島で開幕した。最高賞の金獅子賞を競うコンペティション部門には、深田晃司監督の「ＬＯＶＥ　ＬＩＦＥ」など２３本が出品された。最終日の９月１０日に審査結果が発表される。審査員長は米俳優のジュリアン・ムーアさん。審査員には、日系英国人のノーベル文学賞作家カズオ・イシグロさんも名を連ねる。　 　「ＬＯＶＥ　ＬＩＦＥ」は矢野顕子さんの同名楽曲をモチーフにしており、主演は木村文乃さんが務める。深田監督にとって初めてのベネチア映画祭出品となる。 　斬新な作品を対象としたオリゾンティ部門には、石川慶監督の「ある男」が出品。芥川賞作家、平野啓一郎さんの同名小説が原作で、主演は妻夫木聡さん。 　ベネチア国際映画祭はカンヌ、ベルリンと並ぶ世界三大映画祭の一つで、最古の歴史を誇る。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕ベネチア国際映画のコンペティション部門に出品された深田晃司監督「ＬＯＶＥ　ＬＩＦＥ」（（Ｃ）２０２２　映画「ＬＯＶＥ　ＬＩＦＥ」製作委員会＆ＣＯＭＭＥ　ＤＥＳ　ＣＩＮＥＭＡＳ） 〔写真説明〕ベネチア国際映画のオリンゾンティ部門に出品された石川慶監督の「ある男」（（Ｃ）２０２２「ある男」製作委員会）