親子でワーケーション＝徳島県鳴門市〔地域〕

　徳島県は２５～２７日、休暇を楽しみながら仕事をするワーケーションと、阿波（徳島）の魅力を味わう活動を組み合わせた「アワーケーション」の親子参加型プログラムを鳴門市で実施した。 　アワーケーションは、会社員やフリーランスを対象に、２０２０年度から始まった。今年度からは若者や子連れの家族など地方移住に興味がある層も参加できる企画も追加。７～１０月まで全１３回を予定する。 　今回は、養殖場で収穫体験をしたクルマエビやいかだの上から釣った魚を調理して食べるなど、家族で徳島の豊かな自然を満喫。子どもだけで参加できる企画もあり、市内の工房で藍染めのハンカチを制作した。空き時間に親はサテライトオフィスを利用してテレワークをした。 　また、海をテーマに持続可能な社会を考えるプログラムも用意。水中ドローンを操縦して海中を探索し、投棄されたごみを拾った。色や形が悪く、規格外品として廃棄される食材を使用した特製弁当が振る舞われた。家族で参加した会社員男性は「（都会では）普段できない経験をたくさんした。また徳島に来たい」と笑顔で話した。　（了）【時事通信社】