現場幹部ら４人を懲戒処分＝安倍元首相銃撃―奈良県警

　安倍晋三元首相が奈良市で銃撃されて死亡した事件で、奈良県警は２５日、適切な警護計画作成を欠いたなどとして、現場を指揮した警備課長の男性警視（５４）を減給１０分の１（３カ月）とするなど警護担当者４人を懲戒処分とした。 　他は警備部警衛警護・危機管理対策参事官の男性警視（６０）が減給１０分の１（１カ月）、警備課次席の男性警部（４４）と同課係長の男性警部補（４５）が戒告。県警監察課によると、参事官の男性警視は辞職の意向を示しているという。 　また、奈良西署長の５０代男性警視ら３人を本部長訓戒などとした。　 　松井高志首席監察官の話　今回確認された問題点を改めて深く認識し、二度とこのような事態を発生させないよう職員への指導を徹底する。（了）【時事通信社】