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銃撃5分前、後方警戒なくなる=半日で警護計画―警察庁報告書


 安倍晋三元首相銃撃事件で、警察庁が25日に公表した報告書により、警護計画の作成から安倍氏が銃撃されるまでの詳細な経緯が明らかになった。安倍氏の後方を警戒する警護員がいなくなったのは、銃撃の約5分前だった。  報告書によると、奈良県警が安倍氏の県内での演説予定を初めて知ったのは、事件前日の7月7日午後0時50分ごろで、自民党奈良県連の関係者から伝えられた。同7時ごろ、近鉄大和西大寺駅前のガードレール内で実施するとの連絡を受け、県警が警護計画案の作成に着手。半日後の8日午前9時ごろ、県警本部長が決裁して警護計画が決定した。  安倍氏は同11時18分ごろ、現場に到着しガードレール内に入った。この時、山上徹也容疑者(41)は安倍氏後方の歩道から拍手するなどし、演説方向を見て立ち止まっていたという。  同28分ごろ、安倍氏が登壇。その直前の26分ごろには、ガードレール外で後方を警戒していた警護員が、別の警護員の指示でガードレール内に入り警戒方向を変更した。後方の警戒に「空白」が生まれた。  午前11時30分0秒ごろ、山上容疑者は歩道から移動を開始した。一度は現場から遠ざかる方向に歩いたが、同57秒ごろにはショルダーバッグに右手を入れて中身を確認しつつ安倍氏の立つ演台に進んだ。  31分2秒ごろ、安倍氏後方の県道の横断を始めると、歩きながら銃器を取り出し、同5秒ごろ、安倍氏に銃口を向けた。同6秒ごろ、安倍氏から約7メートルの位置で1発目を発砲。約2.7秒後、約5.3メートルに距離を縮め、2発目を撃った。  1発目は安倍氏に命中しなかった。2発目までにガードレール内の警護員4人のうち、2人が山上容疑者と安倍氏の間に入ろうとし、2人が容疑者確保に向かったが、間に合わなかった。 (了)【時事通信社】
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