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右派が最大勢力か=欧州の対ロ結束に不安も―伊総選挙


 【パリ時事】イタリア総選挙は9月25日の投開票まで1カ月に迫った。最新の世論調査では右派「イタリアの同胞(FDI)」と極右政党「同盟」、中道「フォルツァ・イタリア(FI)」で構成する中道右派連合が最大勢力となる公算が大きい。右派が政権を握れば、ウクライナに侵攻したロシアへの経済制裁などをめぐり、欧州の足並みが乱れかねないと懸念する声も出ている。  ANSA通信によれば、政党別の支持率はFDIが約24%で首位に立つ。同盟は12.5%、FIは8%だった。  ファシストの流れをくむFDIのメローニ党首は、支持拡大へ穏健姿勢をアピールし、イタリア初の女性首相就任に意欲を示す。11日には中道右派連合が共同で政権公約を発表。減税や欧州連合(EU)改革、北大西洋条約機構(NATO)とウクライナへの支援を盛り込んだ。  政権が交代した場合、ウクライナ情勢への対応も見直されることになりそうだ。同盟のサルビーニ書記長(党首)は23日、キリスト教系団体の会合で、欧米各国による対ロシア制裁について「本当に機能しているかどうか見極める必要がある」と疑問を呈した。  サルビーニ氏は過去に、プーチン氏の顔が描かれたTシャツを着用して同氏を称賛。FI党首のベルルスコーニ元首相も、プーチン氏と個人的に親しいことで知られる。  一方、レッタ元首相が率いる中道左派・民主党は、支持率24%前後でFDIに迫るが、他政党との連携に苦戦。左派「五つ星運動」は、ドラギ政権の事実上の崩壊を招いたことで有権者の反感を買い、孤立無援だ。英紙フィナンシャル・タイムズによれば、世論調査会社の幹部は「左派が分裂すれば、右派が非常に有利な立場となる」と分析している。 【時事通信社】 〔写真説明〕「イタリアの同胞(FDI)」のメローニ党首=23日、中部アンコナ(AFP時事) 〔写真説明〕イタリア極右政党「同盟」のサルビーニ書記長(党首)=6月15日、ローマ(EPA時事) 〔写真説明〕イタリアの中道左派・民主党党首のレッタ元首相=6月26日、ローマ(EPA時事)
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