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党大会へバランス腐心=対日関係で安定模索―中国


 【北京時事】秋葉剛男国家安全保障局長と中国の楊潔※(※竹カンムリに褫のつくり)共産党政治局員の対面会談が実現した背景には、台湾情勢をめぐる緊張が高まる中、国交正常化50年の節目を来月に控え、日中関係のさらなる悪化を避ける狙いがありそうだ。中国は習近平総書記(国家主席)の3期目入りが懸かる党大会を秋に控え、内外の安定を第一に掲げる。ただ、弱腰の外交姿勢を見せられない国内事情もあり、強硬策と柔軟姿勢のバランスに腐心している。  「日本は台湾問題で歴史的な罪を負っている」「日本の指導者は最近、台湾問題で非常に悪い態度を示している」。中国外務省報道官は、中国の軍事演習を批判する先進7カ国(G7)外相声明に名を連ねた日本を連日名指しで非難。カンボジアで予定していた外相会談も直前にキャンセルするなど「過剰な反応」(日中外交筋)を見せた。  7~8月は日中戦争の発端となった盧溝橋事件や閣僚らの靖国神社参拝など、歴史問題に絡み「抗日」のナショナリズムが高まりやすい敏感な時期。対日で及び腰になれば、国内で反発を招きかねない。  一方、米中の対立が深まる中、日本との関係を安定させたいとの思惑も透ける。習氏は昨年10月の日中首脳会談で「歴史的節目を共に迎え、両国関係の新たな発展の前途を開くことを希望する」と言及。この発言を機に国内で50周年を祝う動きが加速したとされ、各地で関連行事の準備が進んでいる。  中国外務省の汪文斌副報道局長は18日の記者会見で、「台湾問題は中国の核心的利益に関わり、完全に中国の内政だ」と従来の主張を繰り返す一方、正常化50年の歴史に加え「2000年余りの中日交流史」に言及。「政治的相互信頼を増進し、意見の相違を適切にコントロールし、両国関係の一層の成熟・安定を図ることを望む」と強調した。 【時事通信社】 〔写真説明〕17日、中国の天津で会談に臨む、秋葉剛男国家安全保障局長(左)と中国の楊潔※(※タケカンムリに褫のツクリ)共産党政治局員(国家安全保障局が18日提供)(AFP時事)
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