国連特使、政変後初訪問＝民主派は警戒―ミャンマー

　【バンコク時事】ミャンマー問題を担当するヘイザー国連事務総長特使がミャンマーを訪れ、首都ネピドーで１７日、国軍のミンアウンフライン総司令官と会談した。昨年２月のクーデターで国軍が権力を掌握後、国連特使のミャンマー訪問は初めて。国軍と対立する民主派は、訪問が国軍支配の追認につながる恐れがあると警戒している。 　国連によると、ヘイザー氏は会談で死刑執行の停止や全政治犯の解放を要求。また、拘束されている民主化指導者アウンサンスーチー氏との面会を求めた。ミャンマー国営紙は「ミャンマーと国連の信頼・協力関係促進をめぐり意見を交わした」と報じた。　【時事通信社】 〔写真説明〕１７日、ネピドーで会談に臨むヘイザー国連事務総長特使（左）とミンアウンフライン国軍総司令官（ミャンマー国軍提供・時事）