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中国軍観測船が入港=インドと板挟みで迷走―スリランカ


 【ニューデリー、北京時事】中国海軍の観測船「遠望5号」が16日、スリランカ南部ハンバントータ港に到着した。中国外務省が確認した。補給目的とされるが、隣国インドが自国領内を偵察可能な「スパイ船」(インドメディア)などと懸念。経済危機下で中印両国に支援を求めているスリランカは板挟みになり、対応が迷走していた。  スリランカ政府は当初の入港予定日を3日後に控えた8日、到着延期を中国側に要請したと表明。13日には一転し、遠望5号の入港を再度許可していた。到着は当初予定より5日遅れで、22日まで停泊する予定だ。  ハンバントータ港は、対中債務返済に窮したスリランカから運営権を99年間貸与された中国国営企業が運営している。中国外務省の汪文斌副報道局長は16日の記者会見で、インド側の懸念などを念頭に、同船の活動は「いかなる国の安全や経済的利益にも影響せず、第三国からの妨害を受けるべきではない」と主張した。  インドは15日、「海上の安全保障を強化するため」として、スリランカ海軍に偵察機を寄贈。インド洋で影響力を拡大する中国をけん制する狙いもあるとみられる。  スリランカ紙サンデー・タイムズによれば、遠望5号の入港をめぐっては、米国も駐スリランカ大使を通じ安保上の懸念を伝えていた。 【時事通信社】 〔写真説明〕16日、スリランカ南部ハンバントータ港に到着した中国海軍の観測船「遠望5号」(AFP時事)
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