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台湾包囲の軍事演習終了=「中間線打破」主張、威嚇継続か―中国


 【北京、台北時事】ペロシ米下院議長の台湾訪問に反発する中国が台湾を包囲して4日から始めた軍事演習は7日、予告していた日程を終えた。台湾方面を担当する中国軍東部戦区は、台湾周辺海空域で「実戦的合同演習」を同日も行ったと発表。「地上に対する打撃」や長距離の空中打撃能力を重点的に検証したとしている。  今回の演習は、初の台湾総統直接選挙を前に中国側がミサイル発射などで威嚇した1995~96年の「台湾海峡危機」を上回る。中国軍が今後も断続的に台湾への威嚇行動を取る可能性が高い。  台湾国防部(国防省)は7日、台湾海峡周辺で中国軍機延べ66機、軍艦14隻を確認したと発表した。軍用機の多くは海峡の中間線を越えた。演習には無人機も投入され「台湾本島や台湾軍艦への攻撃を想定した統合演習」とみて警戒を強めた。  また、7日夜には所属不明の複数の無人機が中国本土に近い台湾の金門島水域の上空に飛来した。6日夜にも無人機延べ3機が金門、北碇地区の海域上空に進入しており、台湾離島への不明機飛来は5日連続。  中国軍は4日から台湾を囲む6カ所の海空域で演習を開始し、台湾側の情報では初日に台湾周辺海域へ11発の弾道ミサイルを発射。日本の防衛省によれば5発が日本の排他的経済水域(EEZ)に落ち、うち4発は台湾上空を通過した。  中国人民解放軍国防大学の孟祥青教授(少将)は国営中央テレビで、今回の演習は「わが軍史上空前の台湾島包囲だった」と強調し、空母も参加したと明らかにした。中国軍機は台湾海峡の中間線を連日越えて飛行しており、孟氏は「いわゆる『中間線』を徹底的に打破した」とも主張した。 【時事通信社】 〔写真説明〕7日、台湾北部の新竹の空軍基地で離陸前の空軍機(EPA時事)
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