starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

旧統一教会に積年の恨み=山上容疑者、入信の母にも―伯父らには謝罪・安倍氏銃撃1カ月


 安倍晋三元首相への銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が安倍氏襲撃に至った背景には、母親が入信した世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対し、長年募らせてきた強い恨みがあるとみられている。関係者からは、山上容疑者が旧統一教会に多額の献金を行った母親にも恨みを抱いているとの声も聞こえる。  「私と統一教会の因縁は約30年前にさかのぼります。母の入信から億を超える金銭の浪費、家庭崩壊、破産…この経過と共に私の10代は過ぎ去りました」。山上容疑者は事件前日に投函(とうかん)した安倍氏殺害を示唆する手紙の中で、旧統一教会に苦しめられた過去に触れ、「その間の経験は私の一生をゆがませ続けたと言って過言ではありません」と批判している。  山上容疑者の伯父によると、同容疑者は4歳の時に父親と死別した。母親は夫の死などを受け旧統一教会に入会。献金額は少なくとも1億円に上り、母親は2002年に破産した。山上容疑者は同年、任期制自衛官として海上自衛隊に入隊。海自時代の05年には生活に困窮した兄と妹に保険金を渡すため、自殺未遂を図った。兄は15年ごろに自殺したという。  伯父は山上容疑者について、「母親のせいで苦労している。母親、(旧統一)教会を恨んでいる」との見方を示している。同容疑者は旧統一教会トップの襲撃を企てたが断念し、最終的に「団体とつながりがあると思った」という安倍氏に標的を変更したとされる。  一方で、山上容疑者は弁護士を通じ「伯父と妹に申し訳ない。妹が伯父の家にいて安心」と話しているという。伯父は、同容疑者の元には全国から現金が届いていることも明らかにした。  母親は事件後、伯父宅に身を寄せている。旧統一教会の書籍を持ち込んでいるといい、伯父は母親について「(信仰を)やめるわけがない。教会側の人間だ」と強調した。奈良地検は現在、山上容疑者の鑑定留置を行っており、鑑定ではこうした家庭環境なども調べているとみられる。 (了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.