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日程把握し5日で凶行=山上容疑者、強い殺意―発生2週間・安倍氏銃撃


 安倍晋三元首相が奈良市で銃撃され死亡した事件から22日で2週間となった。無職山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=が、安倍氏の遊説日程を把握してから5日後に凶行に及ぶまでの詳細な動きが徐々に明らかになってきた。奈良県警は押収した手製の銃などの鑑定を進めるとともに、事件を示唆した同容疑者の手紙などから詳しい動機を調べている。
 奈良地検は今後、同容疑者の鑑定留置を請求し、刑事責任能力を調べる見通し。
 県警によると、山上容疑者は7月3日にスマートフォンで安倍氏の岡山市での応援演説を把握した。6日にパソコンで手紙の文面を作成し、同市に向かうための新幹線の切符を購入した。
 7日午前4時ごろ、奈良市内の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連施設を狙って発砲。午後に岡山市に到着すると、旧統一教会を批判するブログを運営する島根県の男性宛てに手紙を投函(とうかん)した。
 岡山には奈良で使ったのとは別の手製銃を携行していたとみられ、「安倍氏を襲撃しようとしたのは岡山が初めてだった」などと供述している。
 ただ、この日は演説会場に近づけずに襲撃を断念。その帰路で安倍氏が奈良市を訪れると知り、8日に決行した。
 山上容疑者は2020年12月、男性のブログに「喉から手が出るほど銃が欲しい」と投稿した。19年秋ごろから始めたツイッターでも旧統一教会への恨みを繰り返し書き込んでいた。
 手紙では「安倍は本来の敵ではない」としながら、「安倍の死がもたらす政治的意味、結果を考える余裕は私にはありません」とつづっていた。
 捜査関係者によると、同容疑者は取り調べに対し、淡々と応じているという。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕安倍晋三元首相が銃撃された事件から2週間となり、現場近くで手を合わせる女性=22日午前、奈良市
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