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エアコン工事で事故多発=「無謀なDIY」に注意喚起―NITE


 夏にエアコンの事故が多発しているとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼び掛けている。専門の知識や資格がないのに自分で設置や修理などをする「無謀なDIY」により、破裂や発火に至る恐れがあるという。
 エアコンの事故は2017年度以降の5年間で263件発生し、年々増加している。調査が完了した202件のうち26%は「無謀なDIY」など、製品の不具合以外が原因だった。
 愛知県の70代男性は19年10月、エアコンの取り外し中に室外機が破裂し、指3本を骨折するなどの重傷を負った。男性が誤った手順で作業をしたため、室外機のコンプレッサーに空気が混入し、内部が異常な高温・高圧状態になったことが原因と考えられるという。取扱説明書や本体には「お客さま自身で工事作業をしない」などと記載されていた。
 宮城県の50代男性宅では20年1月、エアコンの使用中に出火し、機器の内部や周辺が燃える火災が発生した。男性がエアコンの内部洗浄をした際、配線端子に洗浄剤が付着し、発火につながったとみられる。
 NITEによると、「無謀なDIY」の背景には、新型コロナウイルスの感染拡大で自宅にいることが多くなり、DIY人気が高まったことがあるとされる。インターネットでDIYの情報があふれるようになり、自力で設置や修理しようとする例が見られるという。
 NITEの担当者は「エアコンの設置や整備には専門の知識や資格が必要。素人が修理すると重大事故につながる場合もあるので、業者に依頼してほしい」と話している。 (了)
【時事通信社】
〔写真説明〕破裂事故の再現実験後に撮影されたエアコン室外機(製品評価技術基盤機構提供)
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