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安倍元首相の背後警戒せず=近くに警護員4人―7メートルから1発目


 安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、安倍氏の近くに配置された警視庁1人と奈良県警3人の計4人の警護員のうち、安倍氏の後方を担当していた1人が、山上徹也容疑者(41)=殺人容疑で送検=による1発目の銃撃時、安倍氏の右斜め後ろを警戒しており、背後から近づく同容疑者に気付いていなかったことが21日、関係者への取材で分かった。  山上容疑者は安倍氏と7メートルの距離まで近づき1発目を撃っており、警察庁は安倍氏の背後に関する警護に問題があったとみて検証を進めている。  関係者によると、ガードレールに囲まれた演説場所の中で、安倍氏の右側に2人、左側に2人それぞれ警護員が配置されていた。左側の2人と右側の1人は銃撃時、安倍氏の左斜め前などの聴衆側を警戒。警視庁の警護員(SP)は左側で、安倍氏に一番近い場所にいた。  当時、安倍氏の右斜め前も含めて聴衆は沿道に約200人集まっており、警護員らは物が投げられることなどを警戒していたとみられる。残る右側の1人は右斜め後ろの歩道側を警戒していた。  山上容疑者は、安倍氏の演説が始まった当初は右斜め後ろの歩道のバス停近くに立っていた。その後バス停から路上に出て安倍氏の背後7メートルまで近づき、1発目を撃った。  右斜め後ろを警戒していた警護員は、歩道の奥側の聴衆らを警戒しており、手前側から移動して背後に近づいた山上容疑者に気付けなかったとみられる。  警察庁は、安倍氏の後方の警護について制服の警察官も含めて配置や人数に問題があったとみて検証している。さらに、警護の現場で活用されている同庁作成の文書では、直前まで不審な動きがなく強い殺意を持って襲撃する人物への対応が十分でなかったとみて見直しを進める。 (了) 【時事通信社】
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