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「初めて宗教施設標的に」=山上容疑者、事件前日の発砲―安倍元首相襲撃


 安倍晋三元首相が奈良市で銃撃され死亡した事件で、無職山上徹也容疑者(41)が事件前日に行った宗教団体施設に向けた発砲について、「これまで山中で的に試射していたが、初めて教団施設を標的にした」と供述したことが18日、捜査関係者への取材で分かった。  安倍氏の岡山市での遊説日程を、同容疑者が7月3日以降、スマートフォンで複数回閲覧し、応援演説前日の6日に新幹線の片道切符を購入していたことも判明。奈良県警は、安倍氏の襲撃計画を行動に移した経緯について、同容疑者から詳しく事情を聴いている。  県警などによると、山上容疑者は事件前日の7日午前4時ごろ、奈良市内の世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連施設を狙って手製銃を発砲。施設自体に銃撃の痕跡はなかったが、同じ敷地にある会社の入り口付近に弾痕のような穴が見つかった。  山上容疑者は昨年春ごろから銃の製作を進め、ドラム缶や板を的に試射を繰り返していたとみられ、県内の山中からは穴の開いた標的や発射済みの弾丸が発見された。捜査関係者によると、山上容疑者は7日の発砲について「実際に(旧統一教会の)建物を狙って撃ったのは、この時が初めてだった」と供述したという。  また、山上容疑者が発砲後に車でコンビニに立ち寄ってジュース1本を購入し、自宅近くの契約駐車場に車を駐車後、徒歩で別のコンビニに向かいビールを購入したことも新たに判明した。県警は、直後に続けて飲み物を購入したのは、発砲場所が住宅街であることへの緊張感や、恨みを募らせた同教会への行動を初めて成し遂げた高揚感の表れだった可能性があるとみている。  山上容疑者は、7月に入って安倍氏襲撃を最終決断し、発砲後の7日午後、安倍氏が遊説した岡山市に行ったが襲撃を実行できず、その帰路で安倍氏が奈良市にも来ることを知り、決行を決めたとされる。これまでの調べに対し、安倍氏を襲撃しようとしたのも岡山が初めてだったと供述している。 (了)【時事通信社】
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