警備体制「見直す決意新た」＝二之湯国家公安委員長が現場視察―安倍元首相銃撃

　安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃され死亡した事件で、二之湯智国家公安委員長は１７日、現場となった奈良市の近鉄大和西大寺駅前を訪れ、手を合わせて黙とうした。記者団の取材に対し、「このような事案が二度と起こることのないよう検証し、警護・警備の強化に向けた見直しを行う決意を新たにした」と話した。 　二之湯委員長は発生時刻となった午前１１時半すぎから視察を開始。奈良県警の鬼塚友章本部長から事件の概要や当日の警備状況などの説明を受けた。 　視察後、記者団の取材に応じ、「写真や動画を見る限り、警備体制の配置や警護措置要領の問題点が明らかになった」と指摘した。その上で「問題点を早急に洗い出し、具体的な対策を講じていく。警察を厳しく指導していきたい」と述べた。　（了）【時事通信社】