みかじめ料収受容疑で逮捕＝住吉会系組幹部―警視庁

　飲食店などから脅し取ったみかじめ料を傘下の暴力団から受け取ったとして、警視庁暴力団対策課は１４日までに、組織犯罪処罰法違反（犯罪収益等収受）容疑で、指定暴力団住吉会系組幹部鈴木修一容疑者（７４）＝東京都練馬区下石神井＝を逮捕した。容疑を否認しているという。 　逮捕容疑は２０１９年３～１１月、杉並区の組本部で９回にわたり、傘下組織の組員らがみかじめ料として飲食店から脅し取るなどした犯罪収益計９０万円を上納金名目で受け取った疑い。　 　同課によると、鈴木容疑者は上納金の徴収など組織の資金を管理をする「金庫番」だった。組本部で毎月開かれる会合の際に傘下組織から月額１０万円を徴収するなどしており、同課は一部を上部団体に納めていた可能性もあるとみて調べる。（了）【時事通信社】