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子どもの視力低下止まらず=肥満や痩せ過ぎは改善も―学校保健統計


 裸眼視力が1.0未満の中学生の割合が過去最高だったことが13日、文部科学省が公表した2021年度学校保健統計調査(速報値)で分かった。小学生の割合は、過去最高だった20年度から減少したものの、3割台後半で推移。いずれも調査時期が異なる19年度以前との単純比較はできないが、同省は「スマートフォンの利用時間が増えるなど、児童生徒を取り巻く環境の変化が要因となっている可能性がある」としている。  調査は、全国の幼稚園児や小中高校生などから抽出した約333万人を対象に、健康診断の結果を調べた。例年4~6月に実施されるが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、20年度から調査期間を年度末までに延長した。  裸眼視力が1.0未満の児童生徒の割合は、小学生が36.87%(前年度37.52%)で、小1で約4人に1人だったのが、小6では約半数を占めた。中学生は60.28%(同58.29%)で、中1の57.41%から中3の62.15%まで学年が上がるごとに増加していた。  また年齢や身長別の標準体重から算出した数値などに基づき判定する「肥満傾向児」と「痩身(そうしん)傾向児」の割合は、ほぼ全ての年齢で増加した20年度から一転して減少。文科省は「一斉休校が無かった影響で通常に戻りつつあるのではないか」としている。  文科省は21年度から近視実態調査を実施。目の角膜から網膜までの「眼軸長」の測定や、生活習慣に関するアンケート調査などを行っており、視力低下を防ぐ有効な対策を検討している。 (了)【時事通信社】
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