４回目接種、医療従事者へ拡大＝新型コロナワクチン―政府

　新型コロナウイルスワクチンの４回目接種について、政府が６０歳未満の医療従事者や高齢者施設職員らに対象を拡大する方向で検討していることが１３日、関係者への取材で分かった。オミクロン株の別系統「ＢＡ．５」への置き換わりなどによる感染再拡大を受け、自治体などが要望していた。厚生労働省の専門部会で近く議論される見通し。 　４回目接種は、重症化予防を目的として、対象者を３回目から５カ月以上経過した６０歳以上や基礎疾患のある１８歳以上に限定している。　 　基礎疾患は糖尿病や慢性の心臓病、肥満などで、重症化リスクが高いと医師が認めた場合に接種できる。５９歳以下の健康な人については、有効性を示すデータが不十分として対象から外していた。 　４回目接種は５月下旬から始まり、今月１２日時点で約２６０万人が接種を終えた。（了）【時事通信社】