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サウジとの関係強化焦点=米大統領、初の中東訪問


 【ワシントン時事】バイデン米大統領は12日、就任後初めての中東訪問に出発する。13~16日の日程でイスラエルとサウジアラビアを訪れる。11月に中間選挙を控え、ガソリン価格が高止まりする中、バイデン氏はサウジでの湾岸協力会議(GCC)各国首脳らとの会議に臨み、原油増産を呼び掛ける。産油国サウジとの関係強化を進められるかが外遊の成否を握る。  バイデン氏は15日からサウジを訪問し、サルマン国王と会談する。サウジの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子も同席する見通し。  2018年、皇太子に批判的だったサウジ人記者ジャマル・カショギ氏がイスタンブールのサウジ総領事館で殺害された。バイデン政権は昨年2月、皇太子の関与を示す報告書を発表。皇太子への制裁は見送ったものの、トランプ前政権下で米国と蜜月関係を築いたサウジに対し、バイデン氏は人権問題を絡めて批判を強めていた。  だが、ロシアのウクライナ侵攻でガソリン価格高騰が進むと、バイデン政権は関係立て直しにかじを切る。皇太子も歩調を合わせるように環境整備へと動き、6月にトルコを訪れ、エルドアン大統領と会談。2国間関係の「新たな協力の時代の開始」を宣言し、「手打ち」を演出した。  バイデン氏は9日のワシントン・ポスト紙(電子版)への寄稿で、サウジ訪問は「相互の利益と責任に基づく戦略的パートナーシップを強化するのが狙いだ」と説明。訪問への反対意見があることを認識しつつ、ロシアや中国に対抗するため、サウジとの関係強化の必要性を訴えた。  一方、最初の訪問地であるイスラエルでは、ラピド首相らと会談し、核合意再建交渉を含むイラン情勢などを話し合う。パレスチナ自治政府のアッバス議長とも会い、トランプ前政権時にエルサレムをイスラエルの首都と認定し、悪化した関係の改善を目指す。 【時事通信社】 〔写真説明〕バイデン米大統領=11日、ワシントン(EPA時事) 〔写真説明〕サウジアラビアのムハンマド皇太子=2019年2月、イスラマバード(EPA時事) 〔写真説明〕イスラエルのラピド首相=10日、エルサレム(EPA時事)
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