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「絆と連携」象徴=安倍氏の存在感大きく―台湾


 【台北時事】台湾の頼清徳副総統が11日、「私人」として訪日し、安倍晋三元首相に最大限の弔意を示した。軍事圧力を強める中国の姿も見据え、日本との絆を強調した形だ。蔡英文総統も同日、台北の日本台湾交流協会台北事務所(大使館に相当)を弔問に訪れ、10年来の友人だったという安倍氏に「最も深い哀悼」を表した。  蔡氏は午前9時、この日設置された記帳台の前に一番乗りで立った。献花後、記者団に「安倍元首相の台湾に対する友好と温かさは、永遠に私たちの心に残るだろう」と語り、故人をしのんだ。  安倍氏は、日本を代表する台湾に友好的な政治家として人気が高い。安倍氏は昨年12月、台湾シンクタンク主催の行事で「台湾有事は日本有事」と発言。訪台にも意欲を見せていた。  孤立化を図る中国の外交攻勢にさらされる台湾にとって、日本は米国と並んで国際社会への窓口となり得る。台湾には環太平洋連携協定(TPP)に参加する資格が十分あるなどと訴える安倍氏は、日台連携の要役を期待されていた。  交流協会には11日、蘇貞昌・行政院長(首相)、最大野党・国民党の朱立倫・主席(党首)ら要人も相次ぎ弔問のため姿を見せた。民間の有志が9日、交流協会前に設置した高さ2.4メートル、幅3.5メートルのメッセージボードは、すぐに市民の哀悼や感謝の言葉で埋まり、11日には二つ目のボードが設けられた。  50代の男女はボードにメッセージを記入後、「常に台湾のことを考えてくれた安倍さんへの感謝の言葉を記した」などと話した。 【時事通信社】 〔写真説明〕11日、台北の日本台湾交流協会台北事務所を弔問に訪れ、安倍晋三元首相の遺影を見詰める蔡英文総統(総統府提供・時事)
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