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ペットも熱中症に注意=獣医師「散歩には水や保冷剤を」


 記録的な猛暑が続く中、人間だけでなく犬や猫にも熱中症の危険が指摘される。獣医師は「ペットも人と同じく重篤化すれば死に至る。散歩には水や保冷剤を十分持ち、早朝に行ってほしい」と呼び掛ける。  6月29日午後7時ごろ、東京都中央区のドッグランで愛犬を連れていた会社員の男性(36)は「6月が異常に暑いので、7月が心配だ」と不安を隠せない。「散歩は日没後にアスファルト以外を歩くようにしている」と話した。  ペット保険大手の「アニコム損害保険」(新宿区)によると、同社が昨年1年間に受けた犬の熱中症による保険金請求は880件に上った。猫は2019~21年までの3年間で222件だった。  動物病院「Pet Clinicアニホス」(板橋区)の弓削田直子院長(55)によると、犬は足の裏と脚の付け根でしか汗をかけず、熱を発散しにくいため熱中症になりやすい。特に鼻が短いフレンチブルドッグなどの短頭種は、気温が25度以上になると注意が必要だ。猫は犬よりも熱中症になりにくいが、高齢で慢性腎臓病の猫は脱水症状が起こりやすいという。  最近は飼い主の外出中にペットが誤ってエアコンの電源を切り、熱中症になる事例も多い。弓削田院長は「リモコンを置く場所を工夫したり、ペットカメラなどでエアコンの使用状況を確認したりしてほしい」と語る。  熱中症が疑われる場合は、ペットの首回りや脇の下を保冷剤で冷やし、可能なら水を飲ませる。ただ、冷水を急に掛けると表面の血管が収縮して逆効果になるため、「掛けるなら常温の水を掛け、直ちに病院へ行ってほしい」と話している。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕熱中症対策で冷却効果のある服と首輪を着けている犬=6月29日、東京都中央区
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