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パーティー問題「怒り」爆発=与党補選惨敗、首相の責任追及―英


 【ロンドン時事】英国で23日に行われた2選挙区の下院補選で、ジョンソン首相率いる与党保守党が全敗した。新型コロナウイルス規制違反の官邸パーティー問題や物価高の対応をめぐり、有権者の政権への怒りと不満が爆発。保守党内では動揺が広がっており、首相の責任を追及する声が一層強まりそうだ。  補選は中部ウェイクフィールド選挙区で最大野党・労働党が、南部ティバートン・アンド・ホニトン選挙区では野党・自由民主党が、それぞれ次点の保守党に約5000~6000票差をつけて勝利した。改選前はいずれも保守党が議席を保持していた。政権党が2補選で同時に負けるのは「過去30年間で初」とされる。  ティバートンで当選した議員は「有権者は大きな声で明確に、首相は去れというメッセージを送った」と勝利を喜んだ。与党の敗因は「首相」と糾弾(きゅうだん)している。  パーティー問題で批判を浴びるジョンソン氏をめぐっては、6日に保守党で党首としての信任投票が行われたばかり。首相は辛うじて辞任を免れたものの、4割を超える党所属下院議員団から不信任を突き付けられた。  今回の補選結果は、党所属議員に続き「有権者からの首相に対する評決」(英メディア)だ。首相への反発が強まっている現実をジョンソン氏は1カ月で2度も突き付けられた。  結果判明後、保守党のダウデン幹事長は「誰かが(敗北の)責任を取らなくてはならない」と述べ、辞意を表明した。対照的に、ジョンソン氏は24日、自らの責任について「国民のために職務をやり遂げる」と語って否定してみせた。  しかし、ハワード元保守党党首は「新しい指導者を迎えた方が国にとって良い」と断言。「ジョンソン離れ」が党内で公然化している。 【時事通信社】 〔写真説明〕ジョンソン英首相=23日、キガリ(AFP時事)
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