国の新型コロナウイルス対策の持続化給付金をめぐる詐欺事件で、不正受給グループのリーダー格とされる谷口光弘容疑者(47)とともに逮捕された仲介業太田浩一朗容疑者(34)が、グループ拡大の中心的な役割を果たしたとみられることが23日、警視庁捜査2課への取材で分かった。
 同課は、谷口容疑者のグループが、太田容疑者が中核メンバーとして加わって以降、急拡大したとみて調べる。
 太田容疑者は2020年5月中旬、受給要件を満たしていないのに自身を名義人として申請し、給付金100万円を詐取したとして詐欺容疑で逮捕された。
 同課によると、太田容疑者は、自身が東京・六本木の飲食店で店長をしていた際、常連客だった谷口容疑者の勧誘に応じ名義人になった。その後、グループの中核を担う30~40代のメンバーの多くを仲間に引き入れ、全国の勧誘役獲得にも関わるなどし、グループを急拡大させたという。 
 谷口容疑者も自身の肩書を税理士と偽り、セミナーを主催するなどして名義人を募っていた。
 グループの規模は最終的に中核メンバー十数人、名義人の勧誘役も全国で40人超にまで拡大した。20年5~9月、約1780件を虚偽申請し、約10億円の不正受給に関わったとみられている。
 グループによる最初の虚偽申請は、給付金の申請受け付けが始まった20年5月1日だった。その後、急増し、7月になると1日で60件以上に上る日もあった。36都道府県で20~80代と幅広い世代を勧誘していたが、そのうちの中心は30~40代だった。(了)【時事通信社】

情報提供元 : 時事通信社
記事名:「 34歳男が規模拡大けん引か=受け付け初日から虚偽申請―給付金詐欺・警視庁