シバイヌ輸出で偽の証明書提出＝容疑でブリーダー逮捕―大阪府警

　シバイヌを輸出する際に、偽造した健康診断証明書を提出したとして、大阪府警生活環境課などは７日、偽造有印私文書行使容疑で、ブリーダーの井原渉容疑者（５０）＝大阪府泉佐野市東羽倉崎町＝を逮捕した。「正規に発行してもらうと費用が掛かるため偽造した」と容疑を認めているという。 　逮捕容疑は昨年６月、シバイヌ２匹をブルガリアに輸出する際、獣医師が署名したように装った証明書を動物検疫所に提出した疑い。 　同課によると、関西空港の検疫所で昨年１２月、一部の国へ輸出する際に装着が義務付けられているマイクロチップが井原容疑者の犬から読み取れなかった。検疫所が調査したところ証明書の偽造が判明し、府警に通報したという。 　同課は、井原容疑者が２０１２年以降、１００回以上にわたって偽造証明書を提出していた疑いがあるとみて調べを進める。　（了）【時事通信社】