starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

出向きっかけに贈賄工作=業者選定権限に期待か―国際医療センター汚職・警視庁


 国立研究開発法人「国立国際医療研究センター」(東京都新宿区)の物品納入をめぐる汚職事件で、収賄容疑で逮捕された同センター総務課係長笠井崇一郎容疑者(39)への贈賄工作は、出身組織からの出向を機に始まっていたことが4日、警視庁への取材で分かった。  同庁捜査2課は、贈賄容疑で逮捕された電気製品販売会社「小松電器」社長の松丸隆行容疑者(43)が、出向先で笠井容疑者が持つ業者選定権限に期待を寄せていたとみて調べる。  同課によると、笠井容疑者は2009年、独立行政法人「国立病院機構」に採用され、機構が運営する千葉市や新潟市の病院に勤務。19年4月に同センターへ出向となり、物品発注の際の業者選定権限がある総務課係長に就任した。  松丸容疑者は、笠井容疑者が機構から同センターに出向する内示情報を入手。総務課係長着任直前の19年3月下旬、現金100万円を渡した。  その後も21年11月上旬にかけて複数回にわたり、旅行などの接待のほか、現金計170万円やそれぞれ24万円相当のソファやマットレスを渡すなど贈賄工作を進めたという。  関係者によると、小松電器と同センターの取引が始まったのは約10年前。松丸容疑者は当時、営業担当者として取引先を開拓していた。 (了)【時事通信社】
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.