病院機構汚職、元課長ら起訴＝東京地検

　独立行政法人「国立病院機構」運営の下志津病院（千葉県四街道市）をめぐる汚職事件で、東京地検は１日、収賄罪で同病院元企画課長安彦昌人容疑者（６０）を、贈賄罪で「小松電器」社長の松丸隆行容疑者（４３）を起訴した。 　起訴状などによると、安彦容疑者は２０１９年７月～２０年９月、同病院発注の設備工事を小松電器が受注できるよう便宜を図った見返りに、松丸容疑者から約６０万円相当の飲食や旅行接待を受け、約３０万円相当の高級ブランド品を受領したとされる。　 　捜査関係者によると、安彦容疑者は別会社名で架空の見積書を作成するよう松丸容疑者に指示。相見積もりにすることで、小松電器との随意契約が適正に行われたように装ったという。（了）【時事通信社】