starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

カズワンを陸揚げ=網走港近くで保管―家族が献花へ・知床観光船事故


 北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽市)は1日、海底から引き揚げられた船体を網走港(網走市)に陸揚げした。船体は同日午後、乗客の家族に公開され、献花の機会も設けられる。
 カズワンは5月27日、水深約180メートルの海底から引き揚げられ、作業台船「海進」に移された。台船の甲板上で船体から水を抜く作業を実施し、網走港に運ばれた。
 船体は1日午前7時15分ごろ、台船上からつり上げられ、約10分後に搬送用のトレーラーに載せられた。その後、網走港近くの保管場所に移された。 
 同本部は5月29日から3日間、海上自衛隊などとともに一斉捜索を実施した。知床半島の沖合に加え、北方領土・国後島の周辺海域を調べたほか、道警による陸上の捜索も行われたが、行方不明者につながる新たな手掛かりは見つからなかった。6月からは他機関や民間には依頼せず、海上保安庁のみで捜索を続ける。
 事故は4月23日に発生。14人の死亡が確認され、依然として12人の行方が分かっていない。国後島では男女2人の遺体が発見され、同本部が身元確認を進めている。(了)
【時事通信社】
〔写真説明〕陸揚げ後、保管場所に搬送される「KAZU I(カズワン)」=1日午前、北海道網走市
〔写真説明〕作業台船から網走港に陸揚げされる観光船「KAZU I(カズワン)」=1日午前、北海道網走市
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.