コンビニで暴行容疑、男逮捕＝病院置き去りの男性死亡―警視庁

　東京都渋谷区の都立広尾病院に軽自動車で運び込まれ、置き去りにされた男性が死亡した事件で、警視庁捜査１課は１９日、暴行容疑で、自称飲食店店員の村田圭司容疑者（３２）＝住居不詳＝を逮捕した。容疑を認め、「面識のない男性とトラブルになったが、酒に酔っており原因は分からない」などと供述しているという。 　同課は事情を知っているとみられる関係者にも話を聴いており、男性の身元確認を急ぐとともに、死亡との因果関係を調べる。 　逮捕容疑は１８日午前７時４５分ごろ、港区新橋にあるコンビニの階段踊り場で、トイレから出てきた５０代の男性に因縁を付け、顔を殴るなどした疑い。 　同課によると、その後、近くにある自身の勤務先の飲食店に男性を連れて行き、さらに暴行を加えてそのまま眠った。同日午後、男性がぐったりしているのに気付き、自分で運転して病院に運んだが、午後７時ごろ死亡が確認された。　 　村田容疑者は病院に男性を運び込むと車で立ち去ったが、捜査員により都内で発見された。（了）【時事通信社】