ａｕペイで不正購入容疑＝たばこの転売目的か、男逮捕―警視庁

　スマートフォン決済サービス「ａｕペイ」で、加熱式たばこのカートリッジを不正に購入したとして、警視庁サイバー犯罪対策課は１８日までに、詐欺と組織犯罪処罰法違反の疑いで、中国籍の飲食店従業員、寇静文容疑者（２１）＝東京都葛飾区東新小岩＝を逮捕した。「他人のａｕペイでたばこを購入したが、不正とは思わなかった」と供述しているという。 　逮捕容疑は２０２１年１月７日、都内のコンビニで、架空名義のａｕペイを使って加熱式たばこのカートリッジ１９カートンなど約１０万円相当を購入し、だまし取った疑い。 　同課によると、架空名義によるａｕペイの二つのアカウントで、残高１００万円分を管理。同日、複数のコンビニで他にカートリッジ７０万円分も購入しており、中国での転売が目的だったとみられる。 　管理していた残高は、偽サイトに誘導して個人情報を盗み取る「フィッシング」の手口で、三重県の５０代男性の銀行口座から不正に送金されていたという。　（了）【時事通信社】