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関係重視、主要閣僚ずらり=米副大統領らUAE訪問


 【カイロ、ワシントン時事】ハリス米副大統領は16日、アラブ首長国連邦(UAE)のハリファ前大統領死去を受けた弔問のため、代表団を率いてアブダビを訪れた。ムハンマド新大統領に就任への祝意も伝達。外交・安保の主要閣僚が同行し、産油国UAEとの同盟関係を重視するバイデン政権の姿勢を強調した。  「哀悼の意を表しに来た。新大統領に祝意も伝え、両国関係からどれだけ米国民が利益を得ているか確認した」。ホワイトハウスによると、ハリス氏は現地時間16日夕、アブダビの空港で専用機に搭乗する際、記者団にこう強調した。  ハリス氏のUAE訪問は、異例の日程で強行された。15日夕に米国を出発し、約16時間かけてアブダビに到着後、現地滞在は3時間余り。バーンズ中央情報局(CIA)長官が同行したほか、欧州訪問中だったブリンケン国務長官らも合流し、主要閣僚総出で関係強化の姿勢を示した。  背景の一つには、ロシアのウクライナ侵攻でガソリン価格が高騰していることがある。欧米諸国は産油国に増産を働き掛けているが、UAEなどが加盟する石油輸出国機構(OPEC)は大規模増産に動く気配がない。  対中競争を念頭に外交の重心を中東からアジアへ移行している米国に対し、UAEは不信感を抱いているとされる。国連安保理が2月、ロシア軍のウクライナ即時撤退を求める米国主導の決議案を採決した際、UAEは棄権した。今回の主要閣僚派遣は、関係強化に向けてこ入れを図りたいバイデン政権の考えの表れとみられる。  サウジアラビアの事実上の最高権力者ムハンマド皇太子も16日、サルマン国王の指示でアブダビを訪問。サウジ国営通信によると、空港で新大統領が自ら出迎える歓待ぶりで、緊密な関係を強調した。  一方、米国やサウジと対立するイランのアブドラヒアン外相も16日にUAEを訪れ、新大統領と談笑する姿が報じられた。UAEで弔問外交が活発化する中、米国やサウジの高官と、イラン高官が会談したとの情報は伝えられていない。 【時事通信社】 〔写真説明〕16日、訪問先のアブダビでアラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド新大統領(左)と握手するハリス米副大統領(AFP時事)
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