starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ロシア軍、ウクライナ侵攻当初にキーウの大統領府急襲=退避打診、ゼレンスキー氏固辞


 【ロンドン時事】ロシア軍は2月のウクライナ侵攻開始直後、ゼレンスキー大統領殺害を狙い、2度にわたって首都キーウ(キエフ)の大統領府急襲を試みた―。大統領や政権幹部が30日までに米誌タイムに当時の緊迫した様子を証言した。それによると、ゼレンスキー氏は米英両国の軍による首都退避を打診されたが、これを固辞。侵攻開始の翌日には「われわれは全員、国の独立を守るためにここにいる」と宣言する動画を世界に発信した。  侵攻が始まった2月24日未明、ゼレンスキー氏は妻や2人の子供と共に大統領府にいた。同氏は寝ていた子供を起こし、避難の準備をさせた。周囲では爆音が鳴り響いていた。「ロシアの襲撃チームが落下傘で首都に侵入し、大統領と家族の殺害か拘束を狙っている」。軍がそう伝えてきた。  通りでウクライナ兵がロシア部隊と戦闘を繰り広げる中、大統領府では警察のバリケードのほか、ベニヤ板など有り合わせのもので出入り口を封鎖。「がらくたの山」の防御壁を築いて敵の侵入を防いだという。  侵攻初日の夜、大統領府では警戒のため明かりが消され、ゼレンスキー氏ら幹部十数人に自動小銃や防弾チョッキが手渡された。銃の扱い方を知っていたのは軍情報部出身のアレストビッチ大統領府顧問ら数人のみ。同顧問は「(大統領府内は)まさに蜂の巣をつついたようだった」と述べた。  米英からは、ゼレンスキー氏や政府要人の首都脱出に加え、ポーランド東部を最有力地とした亡命政権の樹立支援も打診されていた。しかし側近らによると、ゼレンスキー氏が提案受け入れを真剣に検討することはなかったという。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナのゼレンスキー大統領=2月24日、キーウ(キエフ)(AFP時事)
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.