人骨発見の山中、捜索継続＝範囲拡大、４０人態勢―山梨県警

　山梨県道志村の山中で人の頭骨の一部が見つかったことを受け、山梨県警は２８日、範囲を拡大して約４０人態勢で現場周辺の捜索を続けた。近くには、２０１９年９月に当時小学１年の小倉美咲さん（９）＝千葉県成田市＝が行方不明となったキャンプ場がある。県警は２６日から捜索を実施しているが、他の部位の骨や遺留品などは見つかっていない。　 　２８日朝、県警の捜査員が乗った車が、続々と現場につながる山道に張られた規制線の中へ入った。捜索は午前９時ごろから始まった。 　県警によると、４０代男性が２３日、キャンプ場から約６００メートル東の山道脇で骨のようなものを発見し、２５日に県警に通報。県警は人の頭骨の一部と特定し、ＤＮＡ型鑑定を進めるなど関連を調べている。捜査関係者によると、子どもの骨の可能性があるという。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕人骨が発見された現場周辺の捜索に向かう山梨県警の車両＝２８日午前、同県道志村