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あっせん収賄の元市議に有罪=香南市官製談合事件―高知地裁


 高知県香南市発注の公共工事をめぐる官製談合事件で、あっせん収賄罪などに問われた元市議志磨村公夫被告(62)の判決が20日、高知地裁であり、吉井広幸裁判長は懲役2年、執行猶予4年、追徴金10万円(求刑懲役2年、追徴金10万円)を言い渡した。  吉井裁判長は「入札の公正や公務員の職務の公正と信頼を損ねたことは軽視できない」と指摘。一方で、被告が起訴内容を認め、賄賂や接待費を寄付するなど反省の態度を示していることを情状酌量の理由とした。  判決によると、被告は市議だった2020年12月に行われた市営住宅解体工事の一般競争入札で、最低制限価格に近い金額が2900万円との情報を市職員から聞き出した見返りに、建設会社の元男性役員(54)=贈賄罪で公判中=から高知市内で10万円分の商品券を受け取った。  被告は起訴後、「最低制限価格は市住宅管財課長ではなく、清藤真司・前香南市長から聞いた」と当初の供述を翻した。これを受け、住宅管財課長の起訴が取り消される事態となったが、漏えい元の氏名は公判では明らかにされなかった。  清藤前市長は判決後、「自分も職員も事件には一切関与していないし、漏えいもなかったと思っている。どうして名前が出てきたのか、今でも驚愕(きょうがく)している」と香南市内で記者団に応じた。 (了)【時事通信社】
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